野良猫君がやって来たニャア

好きって言ってってめんどくさいよ


別れた彼女は口癖のように好きって言ってっていうのだけれども、すでに何回言ったかわからないくらい言っている。

ただ、何を求めているのかもわからないまま僕は繰り返し好きという。この無限ループは何なんだと思いながら呪文のように好きという。結局彼女とは別れた。好きって言ってていうのがめんどくさかったから。これは男と女で別れるのかもしれないけれど好きって言葉自体にはきっと意味はない。そこに想いが乗ってこそだし。好きと口にだす数に比例するものでも強制するものでもない。僕は好きって言ってと言われた回数ごとに疲弊し。好きと言った回数分好きではなくなって言ったのだと思う。彼女の好きって言ってにはどんな意味があったのだろうか。でも、今更ながら好きって言ってって確認しなければならないほど僕が希薄だったのは間違いない。好きって言ってって言わなければ好きと言わない状況の時点できっとそこの結末は見えているのだと思う。僕は好きって言ってが嫌いだ。